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イギリスのフットボール祭がサッカーの起源

世界各地で行われている球技の一つにサッカーがありますが、イギリス中世時代に行われたフットボール祭が起源と言われています。12世紀後半に農民などの下級階級市民が楽しむ祝祭としてのフットボールを開始したことが由来です。
当時は戦争の時代だったため、勝敗を決める戦いの意味合いが強かったとされています。街中に被害を及ぼすことから、国王がフットボールの禁止令を出すまでに至りました。

現在のサッカーのシステムが確立されたのは16世紀頃に入ってからで、17世紀にはフットボールが合法となり、スポーツとして普及したのは19世紀です。1863年にロンドンでフットボール・アソシエーションが設立され、ルール作りもこの頃に行われました。フィールド内では手でボールを触れることやハッキングを禁止することをルールとして定めた上で、アソシエーション・フットボールとして分離されました。

ルール作成に関与したケンブリッジ大学のチームを中心として、複数のチーム同士で競い合うスポーツとして行われるようになったのです。チャレンジカップ戦やリーグ戦、国際試合などの国内で行われる公式戦もこの間に確立されています。

スイスやベルギー、イタリアなどのヨーロッパ大陸、アルゼンチンなどの南アメリカ大陸などの各国で、イギリスと同様のサッカーリーグが設立されました。
イングランドのプロサッカーリーグ改編によりプレミアリーグとして誕生したのは1992年であり、世界で最も人気が高く、なおかつ資金が豊富なリーグとして有名です。
サッカーが国際的に広まるとフランスを中心に国際サッカー連盟のFIFAが1904年に設立されましたが、イングランドが加盟したのは1946年でした。